香川県東部に位置するさぬき市は、平成14年に5町の合併によりできた市で、瀬戸内海に面する市の北部には、白砂青松の景勝地として名高く日本の渚百選にも選ばれた「津田の松原」や、風光明媚な瀬戸内の景観を堪能できる「大串自然公園」など、海岸線の名所が点在している。
また、四国八十八ヶ所霊場の最後の札所(86番志度寺、87番長尾寺、88番大窪寺)がある「上がり3ヶ寺」の街としても知られており、門前町として発展した志度の街並みには、エレキテルを開発した平賀源内の生家跡が残されているなど、長い歴史と文化を現代にとどめている。市の中部には河川沿いに農業地帯が広がり、南部は自然豊かな讃岐山地を隔てて徳島県と接しており、昔から瀬戸内海と山間部、徳島県をつなぐ交易の拠点地域でもあった。現代では、志度湾で魚介類の養殖が盛んに行われ、湾で育った牡蠣を蒸し焼きにして食べることができる「かき小屋」が複数存在し、街の名物になっている。
さぬきつくり旅 〜自転車工場見学編〜
小径自転車ブランド「Tyrell(タイレル)」は、のんびりとした讃岐平野が広がる香川県さぬき市発祥。2004年に創業者が自宅の小さな納屋でつくり始めた小径自転車(ミニベロ)は、そのスタイリッシュな姿とスポーティな乗り心地が評判を呼び、現在では世界7ヶ国に代理店を持つ世界的なブランドへと成長しました。
このツアーでは、Tyrellの製造工場を訪れ、作り手から初期開発から現在までに至る歴史の案内を受けたり、自転車の製造工程を体験することで、Tyrellの性能やデザインに対するこだわりを体感します。Tyrellのいろいろな車種に実際に乗ってみる試乗タイムももちろん設けています。自転車に乗り慣れたら、工場周辺のミニポタリングツアーに出かけて、近隣の魅力スポットを巡り、自転車で走る楽しさもご案内します。ミニベロは、スポーツ自転車初心者でも乗りやすく、作り手自ら丁寧にご案内しますので、普段自転車に乗る機会があまりない人や、体力に自信がない人でも、お気軽にご参加ください。
Tyrellの歴史案内
2005年に国内販売が開始された小径自転車(ミニベロ)「Tyrell」の開発からデザインの変遷、ブランドの歩みについて、Tyrellを製造販売する(有)アイヴエモーションの営業担当の渋谷さんが解説します。
会社名に込められた思いや映画「ブレードランナー」との関係など創業時の秘話や、製造現場でしか見られない過去の試作品、現在は販売されていないモデルの資料などもご案内します。
Tyrell製造現場の見学
いろいろな自転車メーカーのほとんどが他社に製造を委託しているなか、Tyrellは開発から製造、販売までを一貫して行う数少ない「自転車製造メーカー」です。自社工場で自前の設備を使った小規模製造だからこそ可能になる細部のこだわりを見学します。
溶接・組立て・製品チェックなどの自転車製造の一連の工程から、新規開発中の部品の開発現場まで、作り手自らが案内します。参加者の皆さんにも実際に部品に触れていただいたり、工程を体験していただいたりすることで、Tyrellのものづくりが体感できます。
自転車の試乗
工場内を見学した後は自転車に乗ってみましょう。工場にはいろいろなモデルの試乗車がそろっています。それぞれのモデルの乗り心地の違いを比較して、自分に合う1台を見つけてください。
ミニポタリングツアー
試乗で自転車に乗り慣れたら、ミニポタリングツアーにでかけましょう(ポタリングとはぶらぶら散歩するように自転車で走ること)。参加者の体力や要望に合わせて、工場周辺の近距離から、しっかり距離を走ってみたい人向けの中距離程度まで目的地をコーディネートします。
工場の近くにはジャージー乳のスイーツが名物の「うしおじさん」、少し足をのばすと日本渚百選のひとつ「津田の松原」や、地元食材にこだわった食事や買い物ができる「IDO MALL」など、地域ならでは魅力的な自転車立ち寄りスポットがあります。
Tyrellに乗って、自転車での遊び方を知っていただき、自転車に乗る楽しさを満喫してください。
オプション:製造ワークショップ
お子様や製造に興味がある人向けに、溶接体験やカーボン製品作り(コースターなど)など、自転車製造工場の設備や材料を使った体験型ワークショップも開催可能です。
モデル行程 | 9:50 現地集合 10:00 工場見学・試乗 11:30 ミニポタリングツアー (途中休憩・軽食含む) 13:30 工場着・現地解散 |
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所要時間目安 | 約3時間半(自転車走行距離10km程度) |
参考料金 | 5,000円(税別)/人 (5名催行の場合) ※保険料含みます。サイクリング途中の軽食は各自負担。 |